始まりは NHK ドラマ「阿修羅のごとく」から
1979年から始まったNHKドラマ「阿修羅のごとく」の主題曲
オスマントルコ軍楽隊の「Ceddin Deden」ー 私にとって運命の出会いです。
初めて耳にしたときの衝撃は忘れられません。曲調は少し物悲しいような旋律で
でもなぜかとても懐かしい不思議な曲。魂が揺すぶられるような強い衝撃でしたが
その当時は残念ながら曲の名前も知らず、そのまま数年が経ちました。
そして数年後.....
テレビのある番組で偶然知ることになりました。その曲はオスマントルコ軍楽隊の
「Ceddin Deden」(祖先も祖父も)といい歌詞もあることを。
当時のオスマントルコ軍の衣装を着た楽団が行進しながら演奏するスタイルで
2歩前進して3歩目に大きく体を横に向けて行進するその姿の荘厳さに鳥肌が立つほど感動しました。
「絶対にイスタンブールに行って本物を見る!」と決心した瞬間でしたが、更に10年以上の時が過ぎて行きました。
オスマントルコ軍楽隊がやって来た!!
そして更に時が過ぎ、1997年9月のある日、母が大阪の阪神デパートのチラシを私に見せて「トルコの軍楽隊が来るよ。行ってみたら?」・・・「え~っ??来るの??」
初めて「阿修羅のごとく」の主題曲を聴いてからすでに18年が経過。
行かない選択肢など絶対になく、心臓が飛び出るのではないかと思うほどの緊張と興奮の中、ベストポジションを確保するべく開始時間の30分以上前から場所取りを開始しました。
大型スピーカーを固定する三脚の空間に目をつけた私は「スピーカーが頭の上に落ちてきたらどうしよう」と思いながらもそこに座り込みベストポジションをキープ。
当時のチラシがこちら。
時間が近づくと軍楽隊のメンバーの姿が・・・赤いカフタン(ローブ)と紺色のカフタンを着た人たちが登場。中央の大太鼓奏者を中心に半円形にコーラス隊と楽器奏者が並び最後に指揮者が登場して演奏が始まりました。
こんな感じです。
全員ではないですが、このメンバーが目の前にいました。もう本当に感動と興奮のあまり泣けてきました。18年経ってようやく叶った私の夢・・・夢は実現するのだと実感した瞬間でした。
オスマン・トルコ軍楽隊バンザイ !!